毎月分配型の投資信託、NISAの哲学に沿うかhttps://t.co/jrTwvuwd52
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) April 20, 2025
高齢者向け制度案「プラチナNISA」は長期の資産形成を目的とするNISAと趣旨が合わないとの声も。一方、ライフステージに応じた制度のチューニングも避けられません。 pic.twitter.com/G3eGcfFoBT
政府で「プラチナNISA」というものが検討されているニュースを聞きました。
名前はかっこいい名前。
毎月分配型投資信託を活用して高齢者にNISAに加入してもらおうという話。
日本人は“死ぬ時は一番金持ち”と言われるくらい統計上は高齢者がお金を溜め込んでます。
そのお金を金融市場に動かしたいという意図があるのでは。
毎月分配型投資信託ですぐにピンときたのは「グロソブ」
三菱UFJ国際投信が運用する「グローバル・ソブリン・オープン」
オリーブの木などで有名な香川県の小豆島で最盛期には100億円集まったという。
ファンドの最盛期は2008年で残高5.5兆円。
自分が株式投資を始めた頃なので、マネー誌等で話題になっていた記憶があります。
売る側の立場からしたらとても売りやすい商品だったのでは。
マネーリテラシーに乏しいお年寄りに「毎月分配金がもらえますよ」「年金の足しになりますよ」と言えば良いのですから。
グロソブは海外の債権に投資するファンド。
債権についてはその国が破綻しない限り元本保証。
海外の債権なので当然ながら為替リスクがあります。
2008年8月が1ドル110円くらいだったのが、リーマンショックで12月には87円まで円高に。
自分もあの頃は金融資産が半減しました。
メンタルヤバかったです。
債権とはいえ、為替差損で20%程度は評価額が下がったのでは。
基準価格が下がっているのに、毎月の分配金は支払われる。
自分で自分を食べているようなもの。
ファンドとしてはどんどん縮小していくのは必然。
さすがにおかしいことに気づかれ解約ラッシュ。
そんな「グローバル・ソブリン・オープン」ですが現在も運用は継続してます。
運用残高は2434億円。
全盛期の5.5兆円からすると随分減りました。
分配金も毎月支払われてます。
高齢者が毎月分配型投資信託のリスクを理解できるとは思えません。
契約を取りたいばっかりに調子の良いセールスをしないよう注意しておきたい。