
映画「安楽死特区」を観ました。
ポケット六法の刑法202条を見ると、自殺関与及び同意殺人について以下のように記されています。
人を教唆し若しくは幇助して自殺させ、又は人をその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺した者は、6月以上7年以下の懲役又は禁錮に処する。
現在の日本では安楽死は認められておらず犯罪。
スイスなど欧米では合法となる国が増えてきています。
物語の主人公である章太はラッパー。
若くて難病を患い、徐々に体の自由が効かなくなり余命半年と宣告される。
チベットで出会ったパートナーの歩はジャーナリスト。
近未来の日本で「安楽死法案」が可決。
国家戦略特区「ヒトリシズカ」は安楽死を希望する人が入居する施設。
元々安楽死に反対だった2人は、ヒトリシズカに入居し内部から実態を暴こうとする。
大変重いテーマの映画でした。
2人は末期のがんで苦しむ入居者、認知症が進行し記憶がなくなることを恐れる入居者と出会う。
医者は当然、患者が1分1秒でも長く生きられるよう全力を尽くします。
自分では身動きができずチューブにつながれた状態で苦しみながら長生きして幸せなのか。
個人の生き方の尊厳について考えさせられました。
映画の中では、入居者が希望してもすぐに安楽死できるわけではありません。
今の日本では議論すら許されずタブー視されている印象。
先に合法化した国々の例を参考にまずは議論を深めていくべき。
映画の原作は長尾和宏さんの小説「安楽死特区」
映画の制作総指揮も務めます。
長尾さんは医師。
以前に「病気の9割は歩くだけで治る!」を読んだことがあります。
自分がもし病気や事故で動けなくなったどうするだろう。
親がそういう状態になったらどうしてあげるのが良いのか。
人それぞれの生き方について考えてみたい方は鑑賞してみては。