岐阜CINEXで上映中の映画「正欲」を見てきました。
原作は朝井リョウさん。
小説が面白かったので映画の方も気になってました。
主演は新垣結衣さん。
とある特殊な性癖を持った人たちが登場人物。
他の人に説明しても絶対理解してもらえません。
この人何言ってるのとバカにされるに決まってます。
普段は良識ある社会人のフリをしつつ慎ましく生きている。
映画の中で「変態だよ、みんな」というセリフが印象に残りました。
ここには書きませんが、自分にも人には言えない趣向はあります。
例えばレンタル店のアダルトコーナーに行けば、多様なジャンルの作品が並んでいます。
ちょっと前に、近隣の学校で女子剣道部員の小手だけが盗まれる事件がありました。
犯人が逮捕されたかどうかは分かりません。
大多数の一般人からすると、あんな臭い剣道の防具のどこがいいのだと。
犯人にとってはきっと小手に性的興奮を覚えるのでしょう。
試しに検索してみたら、臭いフェチのジャンルの中に小手マニアの記事もヒットしました。
臭いとフェロモンは紙一重。
映画の中で特殊な性癖を持つ人たちが奇跡的に出会います。
他に絶対いない同士に巡り会えた喜びに満ちてました。
この映画を見て救われた人もいるのでは。
この作品のテーマは多様性(ダイバーシティ)
自分が認知している多様性の狭さを実感しました。
映画は原作のエッセンスをとてもうまく映像化されていると思いました。
映画を見て面白いと思った方は小説の方も読んでもらいたい。